子どもの考える力を育てるお片付け イーラボ Education+Labo

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自分で考えてわかると楽しい!をモットーにする名古屋の塾講師

夏休みの家族旅行を無駄にしない学習方法

自分で考えてわかると楽しい!イーラボ Education+Laboの あくつしの です。

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夏休み前になると、保護者の方から「夏休み中にやっておくといいことはありますか?」と聞かれることが多くなります。そんなとき、私がお伝えするのは「たくさんお出かけしてきてください」ということ。

子どもたちは遊びや旅行の予定でいっぱいの夏休みが近づいてきてワクワク・ソワソワしています。休憩時間にニコニコ笑顔で近づいてきたな~と思っていたら「あのね、先生、夏休みは、おばあちゃんの家に行くんだよ!」と、とても楽しそうに話してくれる子がいたので、こんなことをしてみました。

身近なものを調べることから学習に繋げていく

私が「”おばあちゃんの家”って何県なの?」と言いながら地図帳を取り出してぺらぺらとページをめくっていると「えっとね、〇〇県だからここだよ!」と、私が持っていた地図帳を自分のところに持っていって、ページを開いてくれました。

開いたページを子どもと一緒に見てみると、地図帳には沢山の情報が記号として描かれていることに子どもが気づきます。

「あ!のこ山地、漢字で書けるよ!」と言いながら漢字を書いて見せてくれたり、「〇〇川がある!」と言いながら川をなぞって遊んでいる子どもたち。

いつの間にか数人の子どもが集まっていました。

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最初は子どもたちが何をしているのか分からなかったけれど、どうやら川の源流をだどっていたようです。しばらくすると「〇〇県がスタートだ!」と川の源流を発見していました。そうしているうちに子どもたちの間で「川と河の違いって何だろう?」という話になり「ねぇねぇ、先生、川と河って何が違うの?」と子どもたちが私に聞いてきました。

こんなときはすぐに答えないのが私の中のマイルールです。子どもが「めんどくさ~い」と言っても「何が違うんだろうね?ちょっと国語辞典で調べてみようよ!」と一緒に調べることを伝えながら、国語辞典を持ってくるように促します。


 インターネットを使った調べ学習で気を付けたいこと

川と河の違いをざっとまとめると「雨などの自然の水が集まってできたもの=川、大きな川・川よりも大きなもの=河」ということがわかりました。

ここまでの内容で満足する子もいたけれど、「大きな川ってどれくらい?」と新たな疑問を持つ子が出てきました。でも辞書ではそれ以上のことが分かりません。こんなときは大人の出番です。さっそく川と河の違いをインターネットで調べることしました。

私がインターネットを使って調べ物をするときに気を付けているのは情報が偏っていないかどうかということ。特に子どもと一緒に調べるときは、いくつものページを見せるようにしています。

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できれば検索したページを印刷して、子どもに内容を確認させます。そして、まず最初に同じ内容の部分を、次にそれぞれに違う内容が書かれている部分を見ていきます。すると色々なことが見えてきます。

国語辞典で書かれている内容以外にも、「川」と「河」以外に「江」があること、「河」には「曲がりくねった」という意味や「陸地を掘って作った水路」という意味があること、それでも、日本の地図では川と書かれることが多いこと。みんな「ふ~ん、そうなんだ」と言いながら納得していました。ちょうど休憩時間が終わったのでこの時はこれで解散。

川の話や夏休みの話をしながら教室に戻っていく子どもたちの姿を見て、授業とはまた違った楽しさがあったんだなと思いました。

夏休みは家庭で気軽に取り組める調べ学習にチャレンジ!

夏休みの旅行の話から、行き先を地図帳で調べ、国語辞典で川と河の違いを調べ、それを更にインターネットで調べた今回の調べ学習は、家庭でも気軽にできる方法なので、ぜひ夏の家族旅行を題材に、お子さんと調べ学習をしてみてください^^

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このときに、大切にして欲しいのは子どもの目線に立って、一緒に調べてみること。知っているからと、教えたりしないでください。それは子どもの考える力を奪うことに繋がります。

それよりも、子どもの興味関心に寄り添って、子どもが自分で調べたいと思うものを可能な限り子ども自身に調べさせること。そして、そのサポートをするのが大人の役割ということを意識してみてくださいね。

調べ学習が夏休みの楽しい思い出の1つになりますように^^!

 

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