夏期講習中の算数の家庭学習の進め方
自分で考えてわかると楽しい!イーラボ Education+Laboの あくつしの です。
あと2週間で夏休み!塾によってはそろそろ夏期講習のテキストが配布されるところもあるのではないでしょうか?以前、中学受験を控えた6年生が夏期講習までにやっておくといい3つのこと という記事でお伝えしましたが、今回は夏期講習中の算数の家庭学習の進め方についてお伝えします^^
夏期講習中の算数の庭学習は計算練習から始めよう
算数で得点を上げるために一番重要なのは計算ミスをしないこと。でも、計算問題を解くって単純作業になりがちです。それでも先生たちが計算練習をするように言うのは練習をしないと、計算をするスピードが落ちたり、正解率が下がるから。
「計算ミスを減らすにはどうすればいいですか?」という保護者の方からの質問に「毎日簡単な問題を3問でいいから続けてください」といつもお応えしているのですが、これは私自身の経験から。
何年か前、4年生に計算練習として100マス計算をするように言っていたら「先生も一緒にやろう!」と言われて、子どもたちと一緒に100マス計算をすることになりました。
当時の私のタイムは90秒くらい。つい最近、久しぶりに子どもたちと一緒に100マス計算をしたら120秒(2分)までタイムが落ちていました(意外とショックだったのは子どもたちにはナイショ)。
やっぱり、練習は毎日コツコツ続けてこそ。特に計算は算数の基礎です。スポーツをするときの準備体操のように、算数の勉強を始めるときは計算練習から始めるようにすることで「これから算数の勉強をするよー!」と頭に働きかけ、思考を算数へ切り替えることができるので、計算練習から始めることをお勧めします。
計算練習が終わったら前回の授業の振り返りをする
夏期講習中は基本的にこれまでの学習内容を復習する塾が多いと思います。ですから、先を急いで次回の授業の予習をするよりも、前回の授業内容をふり返ってみましょう。
まずは、授業中に間違えた問題を振り返ります。ミスをしたポイントを見直して、どんなミスをしたのかの確認です。計算ミス・問題文を読み間違えていたなどを確認したら、宿題に取り掛かります。
宿題では、まず自力で問題に取り組んでみましょう。そうすることで何をどこまで理解できているかを確認することができます。そして、わからないところが出てきたら授業のノートや、問題の解説を見ながら、解き方を確認しましょう。
家庭学習をするときのポイント
子どもたちが「うぉー、わからない!」と言うときは、”何を求めているのかわからない”ことが多いんです。そんなときに私が子どもたちに言っているのは、式の中に単位を書き込むこと。例えば<200個÷4人=50個>こんな感じ。そして、場合によっては、この50個が何を意味しているのかまで書くように指示しています。
これ、実は情報の整理です。問題が複雑になってくると答えに辿りつくまでに沢山の式を書き答えを書いていきます。そうすると、ふとした時に「あれ?何を求めたんだっけ?!」ということが出てきます。
そんなとき、子どもは衝動的にこれまでの式を全部消して、もう一度初めから解き直すなんてことをしようとします。それを「ちょっと待った!」と止めて、式を見なが単位を書き込み、何を求めていたのか1つずつ確認させていくのです。
すると、自分で「あっそうか!」と気づくことができるようになります。これが積み重なって問題を解く力に繋がっていきます。
夏期講習で蓄えた学力は秋から冬に成果が出ます。今すぐじゃなくて少し残念かもしれません。でも、必ず結果に繋がるので、最後まで体調に気を付けながら、夏期講習を乗り切ってくださいね!
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