中学受験入試まであと5ヶ月 過去問ができない時はどうすればいい?
自分で考えてわかると楽しい!イーラボ Education+Laboの あくつしの です。
後期の授業が始まって、気合いが入るのは子どもよりも大人の方。親は「何をやったらいいの?!」と焦りが出るし、先生たちも「合格を!」と気合いが入ります。
でも、子どもたちはそんなことお構い無し。相変わらずのんびりしていて、見ているこっちがヤキモキするばかり。だからそこ、私はこの時期に子どもたちに向けて‘’過去問を解くのはなぜか?‘’という話しをします。
過去問を解くのはなぜ?
子どもたちに「何で過去問をやるの?」と聞くと、だいたい「練習するため」という返事が返ってきます。では、彼らは一体、何を練習しているのでしょうか?
子どもたちに練習の内容を聞いてみると真っ先に上がってくるのが時間配分です。
普段のテストから耳にタコができるくらい言われている時間配分は、学校ごとに設定時間が異なるため、一番分かりやすいんですね。
でもね、もう1つ忘れてはいけないことがあるんです。それは学校ごとの違いを知るための練習だということ。
1つの学校につき3年分くらい、これを2校分くらいやると、子どもたち自身か学校によって「問題の出し方が全然違う」ことや「いつも受けてるテストと違う」という違いに気付き始めます。中には「この学校はいける(丸が多い)けど、こっちの学校は全然できない」ということに気づく子も。
この‘’違い‘’に気づくことがとても大事。同じ問題でも、学校によって問題文の作り方が違うんです。これってつまり、学校ごとのクセのようなもの。
つまり、過去問を解くのは、この学校ごとのクセに慣れるための練習なのです。
弱点補強はどうすればいい?
弱点と一言で言ってもいろいろありますが、大きく分けて、①解き方すら思いつかないような問題と、②解き方はなんとなくイメージできた問題、の2パターンに別れるのではないでしょうか。
①の解き方すら思いつかないような問題については、今までのテキストで基本的な問題を復習しましょう。問題文を読んで、ある程度、こんな風に解けばいいという予測がつけられる(単元名が言えれば更に良いです)ようになるといいです。過去問に取り組んだ時に「あ、この問題やったことある!」という状態を目指します。
一方、解き方はなんとなくイメージできたけれど間違えた問題では、解説を確認して答えにたどり着けなかった理由を探してみましょう。どこまではできていたのか、どんな考え方を使って問題を解けばよかったのか、解説を見ながら確認します。
解説を確認したらわかったという場合は問題文の意味が読み取れていないということに繋がります。学校の先生が作る入試問題は塾のテスト問題のような分かりやすい表現とは違うことが多いので、何度も過去問を解いて慣れていきましょう。
この時期に過去問が解けないのは当たり前!
”よしやるぞ!”と気合を入れて取り組んだ過去問が全くできなかった時、子どもは凹みます。夏期講習も終わって、全ての単元を勉強したんだからできる!と思って過去問に取り組んだのに、数えられる丸の数は下手をすれば片手くらい。そりゃ凹みますよね。
だから私は子どもたちに、この時期に「過去問を解いて‘’できなかった‘’と凹む必要はない」こと「できなかったのはなぜなのか?」を確認することが大事だと伝えています。
できないという今の状況よりも、”合格”するためにどうすればいいのかという少し先の状況を確認させることで、子どもの気持ちを前向きに整えていきます。これは何度も伝えることが必要です。
ご家庭でも、点数を取るために過去問に取り組んでいるのではなく、その学校の傾向を掴むために過去問に取り組んでいるという意識を持てるようにお子さんをサポートしてあげてくださいね(^^)
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